夫の転勤が多い

女性のナースの場合、夫が転勤族であるという人もいるでしょう。

転勤の多い職場では、短くて半年、長くても2年という早い周期での転勤を言い渡されることも珍しくないので、正直、妻は引越しに次ぐ引越しという生活を強いられることになります。

専業主婦ならまだ良いのですが、妻が看護師で仕事を続けたい場合には、引越しした先々で新しい職場を探さなければなりませんから、これは大変なことです。

看護師の職探し

でも、看護師はどこも人手不足。

看護師の資格を持っているのであれば、職探しには困らないはずです。正職での就職をすることも可能でしょう。

ナース不足は大きな社会問題であるのに、解決の糸口が掴めないまま恒久化していますので、働き口は比較的多くあるものです。

引越し先が地方の場合には、多少、探す時間がかかることもありますが、都会であれば、かなり条件を絞っても就労条件に妥協をすることなく探せる傾向にあります。

意外に大変な就職後のストレス

ただ、就職先には困らなくても、新しい職場に慣れて仕事を覚えていくというのは、精神的に非常に疲れるものです。

それも短いスパンで職場を転々とするのは、結構な負担になります。

特に子どもが小さい場合などは、子どもが急病になってしまえば遅刻や早退をしなければならないことも多く、急に休まなくてはならない場合もあるでしょう。

そうなると、早く職場に慣れたい、早く仕事を覚えたい、と思ってもなかなかうまくはいきません。

そうしているうち、ストレスが溜まってしまって家庭と仕事の両立が難しくなってしまいます。

パート勤務という働き方

例えば、夫の転勤のサイクルが3~4年に1度というような場合には、正職での職探しもいいでしょうが、もし、それより短い場合にはパートやアルバイトという勤務形態で仕事を続ける方が賢明かもしれません。

そうすれば、献血ルームや健診センター、保育園の看護師など、病院でなくてもお仕事は見つかります。

どこにどんな形で就職しても、夫の転勤が多いことははっきり伝えておかなければなりませんが、そのように仕事が続けられるのも看護師の資格のメリットであることは間違いありません。