ナースとして働いていく中で、転職を考えることは誰しもあるでしょう。
- 同僚との人間関係が難しい
- 看護師長とうまくやっていけない
- 休みを取りにくい
- 給料が安すぎる
- 勤務時間が長くて体が持たない
- 自分の専門性をもっと高めていきたい
- ほかの病院で自分の力を試したい
転職したいと考えるようになるには、いろんな理由があると思います。
それも、一つの理由というわけではなく、実際には複数の理由が重なった結果、「じゃあ辞めたほうがよい」という結論になることが多いかもしれません。
転職以外の選択肢も考えてみては
でも、ここでいったん立ち止まって考えてみる必要があります。
本当に転職活動を進めるのか?ほかには選択肢はないのか?
転職だけが選択肢ではありません。
たとえば、病院内でほかの部署や診療科に異動を希望することができるかもしれません。
そうすれば、実際には転職するのと同じように、新しい仕事、新しい人間関係の中で再スタートすることができます。
また、仕事にやりがいが感じられないようであれば、まずは今の職場にいながらキャリアアップのための勉強を始めるということもできます。
わたしも、そのようにして認定看護師や専門看護師の資格を取って、病院内での待遇が変わった人や、役職が付いたり、新しい道が開けた人を何人も知っています。
転職すればすべてハッピーとは限らない
また、転職を考えるときは、それしかないという気持ちになるものですが、そもそも、転職すればすべての問題が解決するわけではありません。
人間関係の問題はどこにいっても付きまといますし、給料や勤務シフトについても、なかなか十分満足というわけにはいかないでしょう。
もしかしたら、自分の姿勢が変わらなければ、また同じことの繰り返しかもしれません。
ですから、転職をバラ色の未来の始まりのように考えるのではなく、現実的にとらえる必要があります。
そうした点を十分考えて、それでも転職したほうがメリットが大きいと考えるようであれば、それは転職活動をスタートさせるときかもしれません。
中途半端な気持ちを捨て、「よし!」と覚悟を決めて、転職を成功させましょう!