家庭を持っている女性が働きに出ると言うのは簡単な話ではありません。
育児と仕事を両立しなければいけないわけですから、相当な努力が必要になってきます。
もちろん、育児も一段落し、そろそろマイホーム資金をと将来について考えれば、妻も働きに出て貯金などをする必要もあるでしょう。
子育てと仕事を両立するには
ナースの仕事の場合、子育て真っ最中の時期に、育児と仕事を両立させるためには、正職での仕事は難しくなります。
特に、常勤看護師などのように夜勤のある仕事は無理と考えるといいでしょう。
育児もしっかり、仕事もしっかりと言うのは、簡単にできるものではありません。
常勤看護師の場合、必ず夜勤が入ってきますから、どうしても夜勤の日には育児と言う部分が犠牲になってしまいます。
かといって、常勤看護師でありながら夜勤が出来ないと言うことになれば、常勤看護師として雇っているメリットも低くなりますから、自身の評価も低くなってしまいます。
育児と仕事を両立させると考えるのであれば、選択すべきは日中の仕事ということになるでしょう。
※「常勤と非常勤」をご参照ください。
子育てを犠牲にしない
幼稚園や保育園、学校などで子どもが自宅にいない日中に働き、子どもが帰ってくる夕方には自宅にいるようにしたいものです。
この条件をクリアするとなると、ほぼ正社員での仕事はできなくなります。
幼稚園や保育園となれば早くて14時、遅くても17~18時には迎えに行くことになります。
また、子どもが熱を出したりすると、すぐに迎えに行く必要がありますので、そうした突発的な事態にも対応できる働き方をする必要があります。
仮に子どもが小学生である場合、学童保育などを利用して働くということは可能です。
こちらは一般的に18時付近までは預けておけますので、フルタイムで働いても十分間に合うでしょう。
ただ、ナースには夜勤が付き物です。夜勤のときにどうするかは、考えておく必要があります。
育児と仕事を両立させるのであれば、公共施設などのサービスはフル活用しなければいけません。また、家族や親族のサポートを受けられるなら、それも考えておくべきです。
自分で何でも出来ると高を括っていれば、必ず痛いしっぺ返しを受けることになります。
多少の出費はあっても、子どもの安全などを考えれば、学童保育や一時保育などのサービスを活用することは必要不可欠となってきます。