専門看護師と認定看護師の違いってなに?資格の制度を理解しよう!

皆さんは、専門看護師と認定看護師の違いについてご存知でしょうか??

どちらも看護師のプロフェッショナルですが、取得するには少し違いがあります。

今回は、専門看護師と認定看護師それぞれの役割と取得方法をご紹介します。

専門看護師を取るためには?

専門看護師には主に次のような役割があります。

・患者さんやその家族に起きている問題を専門的知識を用いてアドバイスする
・患者さんに関連する医師や看護師、ケアマネジャーなどの医療従事者に働きかけて連携の橋渡しをする役割
・その他看護研究や教育も行う

専門看護師は、『実践、相談、調整、倫理調整、教育、研究』の6つの役割を用いて、患者さんや家族、周りの医療従事者に働きかけることで福祉や看護の発展に貢献できるような存在になります。

さらに、看護の研究や教育などにも携わることもします。

専門看護師を取るための条件は、

・指定の看護大学院の博士課程を修了して必要な単位を取得している
・看護師として5年以上の臨床経験がある
・専門看護師認定審査に合格する

となります。

資格を取得する為には、指定の大学院に進学しなければならないので、結構大変ですよね。

それでも、役割として患者さんと家族のサポート、看護研究、看護師の教育など幅広い活躍ができそうです。

認定看護師を取るためには?

認定看護師には主に次のような役割があります。

・特定の医療分野の専門資格
・より質の高い看護のケアや知識、技術を見につけることが出来る

認定看護師は、21の特定分野に分かれています。

救急看護、がん化学療法看護、訪問看護、糖尿病看護、手術看護など。

臨床看護にはとても役に立つ資格ですよね。

認定看護師を取るための条件は、

・看護師免許取得後に5年以上の経験が必要(特定分野の実務は3年以上)
・認定看護師教育機関過程を終了すること
・筆記試験に合格する

となります。

こちらは半年間の講習がありますので、その間休職しなければなりません。

それでも、現場で働き続けるのであれば、ぜひ取得をオススメしたいとても良い資格です。

認定看護師についてはこちらも併せてご覧ください。
認定看護師のメリットとは?目指すにはどうすればいい?

資格取得中に仕事はどうなるの?

認定看護師も専門看護師も、どちらの資格も看護師として働く上でとても重要な資格となります。

スキルアップやキャリアアップをしたい看護師であれば、どちらか取得しておきたい資格ですよね。

しかし、これらの資格を取得するためには、働くことができず休職せざるをえません。

でも、無職だとその間の生活費が困りますし、資格を取ったあとに職場を探すのにまた時間がかかりますよね。

そこで頼りたいのが、条件付きで休職扱いしてくれる職場です!

例えば、次のような条件で資格所得を援助してくれる職場があります。

・資格取得中、基本給の半分を支給してくれる。
・身分保障をしてくれて、資格取得後にすぐに働ける。

一例ではありますが、このように援助してくれる職場があることを知っておくと少しハードルが下がるのではないでしょうか。

資格取得を援助してくれる職場を探すには?

では、このような職場を探すにはどうしたら良いでしょうか?

私も探したことがありましたが、ハローワークや求人誌の募集要項にこのような条件が記載されているのを見かけたことはありませんでした。

いろいろ調べた結果、看護師転職サイトのコンサルタントを通して情報を得ることが出来ました。

まとめ

看護師のプロフェッショナルとしてワンランク上のキャリアを目指すなら、専門看護師や認定看護師といった資格は大いに役立つと思います。

もし取得をお考えなら、看護師転職サイトのコンサルタントに頼れば、求職者に代わって職場に交渉もしてくれるので、まずはコンサルタントにあたってみると良いかもしれません。

専門看護師や認定看護師に興味がある方は、看護師転職サイトを利用してみてはいかがでしょうか。