ライフステージに合った人気の診療科とは?

病院にはさまざまな診療科がありますよね。

その中でも、看護師にとってどの診療科に人気があると思いますか??

それは、世代やライフスタイルといった生活や、働き方に何を重視しているかで違いがあるんです!

それが分かれば、看護師として長い目でみたキャリア設計やライフプランを立てやすいでしょう。

では、世代ごとに人気のある診療科をご紹介します。

新人や若い看護師に人気のある診療科

新人の時に人気の診療科は、総合病院の内科、外科、循環器、救急やICUです。

給与や福利厚生よりも、最新の医療や急変の対応力などの経験を積み、スキルアップしたいという人が多いからです。

では、それぞれどのようなスキルが身につけられるでしょうか。

内科

急性期から慢性期まで対応するのでアセスメント能力が身につく。
ルーティン業務が多い。

外科

急性期の看護が学べる。
術前術後の看護、様々な処置や医師の介助が出来、手技でテキパキとした素早さやが身につく。

循環器

急変が多いので、対応力が身につく。
心電図の波形がよめるようになる。

救急、ICU

救急看護が学べる。
責任重大で、体力的精神的に大変ではあるが、この科目で働けば、次にどの科に行っても対応出来る。

なんでも吸収できる若い新人の頃に、総合病院でスキルを身に付けたいと思う看護師は多いでしょう。

その後のキャリアを考えるなら、有意義な事といえます。

子育て世代

30代をすぎると、結婚、出産、育児を経験する看護師が多くなります。

子供が熱を出したり、行事で仕事を休まなければならない、旦那さんの転勤で急に職場を辞めなければならない人もいます。

そのため、プライベートに負担のかからない診療科が人気の傾向にあるようです。

働き方としては、クリニックのパートやアルバイトで時短で働けて、急に休みをとっても困らないような雇用形態で働く人が多いです。

中でも残業の少ない診療科として人気なのは、皮膚科や眼科、婦人科になります。

また、保育園看護師企業看護師など、残業がほぼなく土日祝日休みになる職場が多いので、人気があります。

ブランク明け

子育てがひと段落し、また看護師として働こうとしている人には比較的ゆったり働ける職場が人気の傾向にあります。

医療行為の少ない診療科である、内科病棟の慢性期や、介護施設、デイサービス、訪問看護が向いています。

この科は、最新の医療や看護技術を用いる分野ではなく、ご年配の患者さんと接する機会が多いので、これまでの人生経験やコミュニケーション能力を活かすことができます。

まとめ

世代やライフスタイルで働き方や選ぶ科に違いはありますが、どの職場で働いたとしても患者さんの為に働く大切なお仕事です。

自分自身にあった職場で、無理なく働ける事がなにより大事だと思います。